- 2019.04.01
- 所長のひとりごと
このブログを書いている(入力している)ときは、まだ新元号が何になるか発表されていませんが、もう少しで発表なので、ひそかに予想している私としては、どの漢字が使われるのか、どんなメッセージ(想い)が込められているのか、楽しみです。
それにしても、昭和・平成、そしてこれから始まる元号と3つの時代を生きることになるなんて、なんだか不思議な感じです。
そもそもどうして、年度の始まりって4月なんだ? 「年度」と「年」と区切り方が違うってなんで?って調べてみましたら、お百姓さんが行ってお米を秋に収穫し、納税するために現金に換えて納めてもらい、次年度の予算を編成するための期間を考えたり、当時イギリスが世界の中で経済的にも影響力があり、そのイギリスに倣ったとも言っている人もいました。(もちろんそれだけではないでしょうけど)
ちなみに田中角栄さんが自民党の政調会長をされていた1962年頃には年度の始まりを1月に変えようっていう議論も出たようですが、当時の大蔵省とかに手続きが大変だからと反対されて、立ち消えになったこともあったようです。
いずれにしても、年度の始まりは一つの区切りです。学校等を卒業されて、新たにみちしるべ神戸が運営する5か所の就労移行支援・就労継続支援B型の事業所で利用が始まる19名の皆さんとこれからも引き続き利用を続けられる皆さん合わせて192名のスタッフ(利用者)、そのご家族とコーチ(職員)とで新年度のスタートです。
毎年、スタッフ(利用者)の皆さんに笑顔になっていただきたい、元気にいきいきと日々を過ごしていただきたい等々、常々思っていることには、もちろん偽りはないのですが、そのためには、スタッフ(利用者)の意向や希望をしっかりとキャッチする。その気持ちに寄り添った考えを基に支援を提供するためには何が必要か、具体的にどうしたらいいのかを考えて実行するために職員の研修をさらに充実させていきたいと考えています。
理屈と机上の理論だけを整然と述べるだけでは対人援助の場面ではうまくいかないことが現実で、人材育成においても本質的な課題の洗い出しが表面上だけの指摘に終わったり、解決策を導き出すのではなく、後からダメ出しをするだけで、しかも実際に効果がある現実的な解決策にはなってない答えを当事者意識のない評論家のスタンスで話すことで満足しているようでは最悪です。
働いている職員の満足度を上げるには、知識を増やし能力を高める。モチベーションを高める。そして考え方をプラス思考にすることが重要だと思っています。そして、その積み重ねが支援力と人間力を高め、ホスピタリティの精神が加わると良い支援が出来ると思っています。
言うは易し、行うは難しですが、感謝の気持ちを忘れずに、今年の『働く力』の集い(4月24日開催予定)のテーマにもなっていますように、「誰でも変わることが出来る」~ “やさしさ”と“工夫”からみえるもの ~ をそれぞれの事業所で実感していただけるように粘り強く取り組んでいきます。今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。
それから今更ですが、まだまだ初心者ですがTwitterを始めました。私的なことも少しはつぶやくことがあるかもしれませんが、法人の活動も発信することもありますので、よろしければ、フォロワーになってください。まだフォロワー12人なんです(-_-;) もちろん見ていただくだけでも嬉しいです。
https://twitter.com/KotakaSatoshi
第13回『働く力』の集い
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