- 2013.12.03
- 所長のひとりごと
言うまでもなく、もう12月です。今年もあと一ヶ月切ってしまいました。
「年々一年経つのが早く感じる」なんて、毎年同じようなことを言ってるような気がします。
今年も職場内外問わず色々な人と出会ってきましたが、もちろんほんの二言、三言言葉を交わしただけの人もいれば、不思議な縁というものをを感じる出会いがあったり、記憶に鮮明に残ってる人、顔は浮かんで来るものの、どうしても名前が浮かんでこない人など様々です。
そんな色々な出会い、交流の中には、言ったことすら覚えていないふとした一言、何気ない態度や表情で、がっかりさせたり、不快にさせたり、また、その反対に相手を勇気つける、元気を与えることもあるように思います。
私たちは「就労移行支援サービス」と「就労継続支援B型サービス」の事業所も運営してますが、私たちが運営している事業所に、ある日見学においでになった方からこんなお話を伺いました。
見学者の方 : 「実は以前、みちしるべ神戸がやってる別の事業所に親子で見学に行ったことが
あるんです。」
私 : 「そうだったんですか、ありがとうございました。」
見学者の方 : 「その時にうちの子の名前を聞かれて、うちの子が「名前は◇◇ △△!」って答
えたあとに〇〇さん(私の名前です)が “です” って付け加えてくれたんです。
それからうちの子は何か話した後に “~です” って言うようになったんです。」
「それまで、そんな風に言えなかったのに、あの日から “~です” って言うように
なったんです。」
見学者の方 : 〈少しだけ目がウルウル〉 (;_;) ← 少なくとも私にはそう見えたんです。
私 : 見学者のお話を伺って、ウルウルした目を見て、なぜか私も〈目がウルウル〉 (┯_┯)
その場に居ないと、この空気感は伝わり難いかもしれませんが、何にも考えもせずに発した言葉が、確かに些細なことですが、その後に少しだけ影響を与えた(ちょっとオーバーかな・・・)のかもと思うと考えさせられたひと時でした。
その逆に、こちらとしては何気ない一言であったり、悪気なんて無くても愛想のない表情に見えることで、相手に誤解を与えたり、不快な思いをさせることもあると思うと・・・。
よく考えると、余計な一言であったり、適当に対応されたこと(そんな風に見えたこと)で、嫌な想いをしたことが私にもあります。
そう考えると、私も知らないうちに、そんな風に相手に感じさせていることもたくさんあったのかも。
ひょっとしたら一度そんな風に感じさせてしまった後に、もう会う機会が訪れない人もたくさんいるかもしれません。
なので、今からでも一人一人に丁寧に接して行かないと。
私には少し高いハードルかもしれないけど、もう二度会わないかもしれないから、もし後で私と接した時のことを思い出していただける時があったら、その時は少しでも笑を浮かべてもらえるように心がけないと。
ちょっと早いけど、そんなことを意識した態度をとれるようにするっていうのを来年の目標にしようかな。
最近、読んだ本が結構面白かったので紹介です。
今年流行語にも選ばれた「倍返しだ!」で有名な半沢直樹が登場するドラマの原作『オレたちバブル入行組』、『オレたち花のバブル組』の作者でもある池井戸潤さんが書いた『空飛ぶタイヤ』読んでみました。
中身は、2002年に実際にあった三菱自動車製トラックが起こした脱輪による死亡事故、リコール隠し等を題材にしたと思われる物語です。
気持ちが熱くなる本でした。
アマゾンのレビューはこちらから↓↓↓