- 2020.06.03
- 所長のひとりごと
もう6月です。コロナウィルスの広がりさえなければ、オリンピック前で盛り上がっていたかもしれなかったのに・・・、たらればを言っても仕方ありません。ある人が人生には三つの坂がある。「上り坂、下り坂、まさか」っていうのを何故か思い出しましたが、まさに今の状態は「まさか」って感じです。
緊急事態宣言も解除され、自粛からコロナウィルスの感染リスクを避ける工夫をしながら、少しでも以前の日常を取り戻すには、いや、以前の日常と同じ効果をこれまでのやり方に固執せずにさらに楽しく、さらに効果的な取り組みを考えていかないといけません。
昭和のパソコンも携帯電話もそんなに普及していなくて、SNSを気にするも何もfacebookもTwitterもない頃から働いていて、パワハラなんて言葉が存在してなかった時に義理と人情と根性がいろんなことに優先されていた時代に生きてきて、そして今の時代の感覚やテクノロジーを受け入れている私にとっては、これからのいろんな変革に対応するのはなんてことありません。
なんてったって、データを保存する媒体も5インチのフロッピーディスクを使っていたのが、今ではその何倍もの容量をあんなに小さいUSBメモリーを普通に使っていますし、ウルトラQの特撮に感動していた私が、今ではスターウォーズの最新作のCGを何の違和感もなく見ているほど(当時のことを知らない方にはピンとこない例えかもしれませんが・・・。)順応力はまぁまぁあると思っています。(見方を変えると流されやすい体質と言えるかもしれませんが・・・。)
ただ、これから(だいぶ前からも言われていますが)求められるのは順応力だけではなく、創造力そして課題解決力なんだろうって感じています。
きっとこれまで問題なかったやり方を踏襲していく、周りと同じことをしていくだけでは先が見えていて、新しく仕組みを考えたりデジタル化をどう上手く効果的に使って行くかも柔軟な頭で考えないといけません。もちろん、環境がどう変わろうが見失ってはいけない本質的なことは大切にしないといけないことは言うまでもありません。
デスクワークの多くはアプリが専門家のスキルを瞬時にやってのけます。でも入力するのはもちろん人です。そんなに遠くない頃には、「人じゃないと出来ないことがあって、いくらなんでもそんなのはAIでは無理に決まってんじゃん!」って言われるようなことも普通にAIでやってのける時代が来るでしょうが(少し前にダン・ブラウン著「オリジン」(興味のある方はググってみてください。)を読んで私の中ではかなりの確率でそうなると確信しています。)、それまでは多くが道具を使う人のセンスや倫理観に大きな影響を受けるでしょう。
ウィズコロナ、アフターコロナと言われるフェーズに入り、障がいのある方々の雇用環境も変わるでしょうし、私たち自身の働き方も見直す機会にしなければと思います。これまで荒唐無稽な考え方と思われていたことも状況が変わったり、視点を思いきり変えることで可能性を見い出すことも出来るかもしれません。
そう考えるとなんだか楽しみです。チャンスです!
そういえば「まさか」ってパソコンで変換すると「真坂」とも出ますが、「まさき(目先)」が語源とも言われています。ビビりの私的には「魔坂」だけは何とか避けたいものです。