所長のひとりごと

沈まぬ太陽

2013.10.08
所長のひとりごと

 ホームページのセキュリティ強化のため、サーバーの乗り換え等が有って(それだけではありませんが・・・)久しぶりのブログ更新になります。

 

 その間、みちしるべ神戸では、ワークプロジェクトにしが加古郡稲美町に移転し(かなり広くなり色々な点で改善が出来ました)、新しい環境で、初めての地域で新たな展開も可能性を感じていたり、

 

 障害福祉マガジン STIR – ステア(https://www.facebook.com/stir.info)というところから取材を受けたり、(今年の11月頃に発刊予定だそうです)、神戸市主催のセミナー “働き続けるためにできること” ~知ってください、働く現場で広がる可能性~ に参加(9/28)したり、と色んなことがありました。

 

 私的にはあまりに多くの影響を受けたと感じている小説家の山崎豊子さんの訃報に接し改めてこれまで読んだ小説を思い起こすことになりました。

 

 有名な「白い巨塔」、「運命の人」、「華麗なる一族」(テレビで放送された時は切り口が全く変わってしまいがっかりしました・・・。)等など数え上げればきりがありませんが、組織の中で戦う姿も描いた「沈まぬ太陽」はかなり衝撃的でした。

 

 今は、「半沢直樹」に銀行組織の中でのことが描かれ、上司の不正を暴いたり、 “倍返しだ!” なんてちょっとしたブームにもなったりしていますが、(「半沢直樹」は水戸黄門でも見る感じで楽しむ分には楽しめますが、あのドラマで組織の中での葛藤や矛盾と戦う姿を感じるにはちょっと・・・て感じです。 ※もちろん私の個人的な感想です。ちなみに私は原作も読みました。)

 

 ご存知の方も多いように前述した「沈まぬ太陽」では日本航空の労働組合役員であった恩地元さん(数年前にお亡くなりになりましたが、本名は小倉 寛太郎さんといって実在の人物です)組織の腐敗体質と戦い、その中で日航ジャンボ機の墜落事故後の対応等も克明に描かれています。

 フィクションと言いながら、情景の詳細さ、切り口の深さ、壮絶な世界を感じ、当時、主人公の恩地元さんの姿を見て、その仕事に対する姿勢に少しでも近付きたいなんて、不相応ながら感じたものでした。

 

 まだまだ今をもってしても足元にも遠く及びませんが、少なからず私の人生に影響を与えた作品であることは間違いありません。

 

 久しぶりにまた恩地元さんスピリットを感じるために「沈まぬ太陽」読み返してみようかな。

 

 

    

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