- 2013.08.24
- 所長のひとりごと
どんな仕事をしていても多かれ少なかれ他人との関わりがあり、キャリアも性格も感覚も違う人同士が同じ方向性に向かう中で、仕事の手法などが異なることは珍しいことではありません。
そこに自分と違う手法や考え方に対して批判的な捉え方をして、時にはそのことで相手の人格まで否定的に捉えてしまい、相手のやり方に納得出来ないと相手の人間性が嫌い!信用できない!にいつの間にやら変わっている時があります。
そういった思考回路も必要以上にストレスを増やしている時があるような気がします。
また、対人支援に関する仕事に従事した場合、当然のことですが、個別に合った対応を求められる事が多く、その対応方法に方程式等存在せず、これまでの観察力と経験の積み重ね、そして相手との信頼関係も必要になります。
そのうえ、その対応も一人で抱え込む(抱え込まないといけないと思い込む)、自分が責任を持たないと等と考えるとその精神的な負担は相当なものになりますし、それは他の人には本質的には理解してもらうのは難しいだろうと考えると、ますます辛いです。
そして、一度後ろ向きに考え出すと思考回路が負のスパイラルに陥ってどうしようもない時は悲観的なことしか頭に浮かんできません。
そんな時に信頼できる人が周りにいるかどうかが重要です。ただ、相談を受ける方も「・・・だからがんばれ!」とか「前向きにならなきゃ・・」なんて意識を変えることを押し付けるだけではダメで、ストレスの原因になっていることに対する具体的な解決方法であったり、道筋を示すことや仕事に対する適度な距離感の取り方なども伝えることが重要だと思っています。
ただ、私は、精神的に辛い思いをした人や、強い挫折感を味わった事がある人の方が、人として成長したり、優しくなれたり、人間としての幅ができたりすると思うので、支援に当たる際も、相手の立場に立って考える事が出来たり、広い心で相手を受容し支援できるし、また、そう活かすべきと思っています。
もちろんコーチ(職員)は支援対象者へ、部下や後輩がいるコーチは部下や後輩へ。
活力ある職場、成長する職場を継続していくには、そういったことも必要だと思う今日この頃です。
報道で多くの方がご覧になったかもしれませんが、日米通算4000本安打を達成したしたイチローさんが試合後のインタビューで、こう言っていました。
「こういうときに思うのは、別にいい結果を生んできたことを誇れる自分ではない。誇れることがあるとすると、4000のヒットを打つには、僕の数字で言うと、8000回以上は悔しい思いをしてきているんですよね。それと常に、自分なりに向き合ってきたことの事実はあるので、誇れるとしたらそこじゃないかと思いますね」
また、もうだいぶ前に引退しましたけでど、私が敬愛するバスケットの神様マイケルジョーダンも「みんな僕が成功させたシュートのことだけを覚えてくれていてうれしいよ。でも、残念ながら、その裏には成功した数を超える多くの失敗があるんだ。おそらくそれがあるからじゃないかな」と同じようなことを言っていたのを思い出しましました。
癒しの場所を紹介させていただきます。
Cafe Smile(カフェ スマイル)です。
http://tabelog.com/hyogo/A2803/A280301/28023897/
普通の喫茶店なんですが、お店の人の人柄がよくて癒される空間です。(実は私が以前すごくお世話になった方がやっている店なんです)
よろしかったら一度のぞいてみませんか。