所長のひとりごと

今年を振り返って “作業編”

2010.12.26
所長のひとりごと

 少し早いですが、年末までいくつかのテーマに分けて今年を振り返ってみたいと思います。

 

 まずは今年の “作業” について振り返ってみたいと思います。

 

 今年の当初はこの不景気が続く中で、私たちがこれまで請け負ってきたような作業が、海外に流出したり、作業そのものが減少していく中で、スタッフの人数が増えた分作業を確保できるのか?一年間安定して作業を確保できるか??(昨年までは閑散期、繁忙期の差がどうしても出来てしまってました)高い壁を感じながらのスタートでした。

 

 そんな中始まった2010年でしたが、スタッフ(利用者)の頑張りと、コーチ(職員)の工夫と、協力企業のご配慮と、共に仕事をこなしていこうと言ったご協力のもとに昨年よりも作業いや仕事が増えた一年でした。

 

 今年はみちしるべでの家での作業が新たに始まり、卸売市場内での作業も拡大し、ワークプロジェクトにしでの作業も3年目を迎えて工夫の結果が形として現れて来ました。また、ワークプロジェクトみかげ、ティ・アイ商事でも新しい作業も今年取り組ませていただき、ワークプロジェクトまやでも年末から通年で受注出来そうな大きな仕事をいただきました。ありがたいかぎりです。

 

 そして、今年始まったばかりの、みちしるべの家での作業も来年からの予定をこれまで通りいただき、その上新しい作業も依頼されました。来年も全体的にも多くの作業をいただけそうです。本当に感謝です。

  

 作業を受注することにより就労に向けた効果的な取り組みが出来る環境を用意することが出来ると考えている私たちにとっては、時には納期に厳しい受注も取り組まないといけないわけですが、不思議なことに(いや当然かもしれません・・・)大変な状況になればなるほどスタッフのやりがい、満足感は満たされ、コーチは工夫を重ね(必要に迫られてかもしれませんが・・・)その結果少しでも多くの手当てを支給できたり、就労に向けて効果的な取り組みになっている一因になっていると思います。

  

 作業が忙しくなればなったで、それをマイナスととらえた声も聞く時もありましたが、個々のスタッフの支援に関しても作業が忙しいことを “言い訳” に使うのではなく “プラスの力” に変えていかなければなりません。

 

 不況なんかに負けない。 もちろん作業をこなすことだけに目がいって個々のスタッフとの会話、スタッフに対するアンテナを常に張り巡らしていることも疎かにしないようにしなければ・・・。

 

 そういったことが今年の “作業” を振り返って感じたことでした。

 

 

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