- 2012.10.31
- 所長のひとりごと
ここ最近は、来春特別支援学校等を卒業予定の方とみちしるべ神戸職員の募集もしていますので、その応募者の方(少ないですが・・・)と連日面接をしています。
新卒の希望者は昨年度の2倍以上に及んでいて、多くの方とお会いしています。当然、表情も個性も様々。
緊張している人、窓越しに見える電車が気になって仕方が無い人、途中で集中力が切れてあくびを噛み殺しながら耐えている人・・・、少しかしこまった雰囲気の中、様々な様子も見られます。
まだ、もう少し面接は続きますが、あと、半年もしない内に今お会いしている方々の何人かとまた、一緒に目標に向って取組み、少しずつ大人に変化していく様子を見る事が出来ると思うと、とても楽しみですと思うと同時に責任を感じています。
職員の募集に応募する方も様々です。面接時の受け答えでは、“やる気満々”、“何があっても諦めたりしません”、“貴法人の姿勢に感銘を受け他は考えていません”等々、素晴らしい言葉をたくさん聞きますが、内定を受けた後、就業地に行くことなく辞退、数日勤めただけで離職、といった事が続いています。
私たちに働く場所として魅力がないのかなぁ?もしくは、その魅力を伝えきれていないのかなぁ??
これだけSNSなどコミュニケーションツールが色々出てきている中で、伝える中身がまだまだだったり、顔を合わせて話をした際に伝える力がまだまだなんだなぁと、「最近の人は何考えてるのか判らない・・・」、「人間不信になりそうだ・・・」って思いそうになるのをグッとこらえて多少へこみながら自問自答しています。
また、そもそもは、伝え方以上に、いい人と出会えた時に、その人の能力を最大限に発揮できるような職場環境がそこにあることが重要で、そういった環境を構築することが、新たに迎えるコーチ(職員)にもスタッフ(ご利用者)にも働きやすい、また利用したいと思ってもらえることだと思いますので、そういった意識を全体で持てるようにすべきと感じます。
繁忙期になると気持ちにどうしても気持ちに余裕がなくなり、広い心を持つことが難しくなったり、視野が狭くなることがありますが、こんな時こそサッカー日本代表長谷部キャプテンのように“心を整える”ことが必要かも。
「心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣」 長谷部誠著
今朝(10月31日)の朝日新聞「天声人語」を読んでなんだか少し印象に残ったので抜粋です。
『▼山形県に住む100歳の劇作家山崎誠助さんは劇団も主宰し、震災復興にエールを込めた新作を来月の舞台で披露する。「命に限りはあっても、人の心や魂は『永遠』を刻むのではないか」▼76歳で突然逝った反骨の映画監督、若松孝二さんが語っていた。「どこの国だって若者は変革の原動力だよ。暑苦しいぐらい本気になって、挫折するものなんだ、若者は」。世代によらず、お任せ意識を叱る声が、耳に響いてくる。』
http://www.asahi.com/paper/column.html