- 2017.11.19
- 所長のひとりごと
今さらですが、私たちは就労移行支援サービスと就労継続支援B型サービスとういサービスを提供していますので、事業所の方と話をしながら職域を広げる、対応のノウハウ等についてお話をさせていただくこともあれば させていただくこともあれば 、就労後の職場定着のための支援など、事業所の方とお話をする機会というのがけっこうあります。
これからお世話になる利用者のことを想って、障がい特性に対する理解を深めてもらう、合理的な配慮について一緒に考えていただきたい、個別の対応方法などを知っていただきたい、といったこともあってお伝えしたいことやら、お願いしたいことやら、ちょっと前のめり気味で相手に分かってもらおうとしてしまっていることがあります。
何とかこれから就労にチャレンジしようとする利用者のストレスや困っている事をちょっとした配慮で軽減されることを分かって欲しいと思えば思うほど熱が入ってしまって、気が付くと相手のお話を聞くよりこちら側の主張を受け取ってもらうことの方が大きなウエートを占めている時もあります。必ずしもそのことが悪いとは言いませんが、私たちの事業所の利用者が職場に適応し、活き活きと働くには事業所に入る方(利用者)と受け入れる側(事業所)両方の理解と歩み寄りが必要です。
そういった意味では、こちらの主張ばかりではなく、受入れ事業所の心配であるとか、ストレスや、どこを目指しているのか等をまず、しっかりと把握することも重要だと感じています。
とある事業所の方とは打合せを進めていく中で、仕事の丁寧さと、熱心さ、またその方の人柄の良さに信頼して同じ方向を向いて仕事をすすめられそうな感じがする(こんな人に出会った時は気持ちまでほっこりしますし、本当に尊敬の念を抱くことすらあります。)時もあれば、とある事業所の方は、お忙しいのか打合せもとりあえず聞くって感じで、話し方もちょっとこちらを見下してる感があって・・・、何だか不安しか残らないなんてこともありました。いろんな方がいます。
仕事のスキルや知識の豊富さも、もちろん必要条件ですが、根底にはその方の誠実な人柄と言うか、優しさ、相手を思いやる気持ちが必要なんだと気付かされる出来事が特に最近は続いていました。仕事を一緒に取り組むにはどんなにその人がもっともらしいこと言おうが、どんなこれまでの実績があろうが、やっぱり最後はその人を信用できるかです。言ってみりゃ当然です。
こんなことを書きながら、やっぱり考えるのは、みちしるべ神戸が信用してもらえるような行動をしているのか、努力を精一杯しているのか、思いやりの気持ちを持って、言い訳なんか言わずに誠実に汗をかけているのか、時間の経過と共に意識が薄れていくなんてことのないように、これからも問い続けていかないといけないなんて強く思っています。
そういえば、私が通っている美容院ですが、いつも私を担当してくれる人(私と同世代の男性です。)は技術も素晴らしいですが、その人柄にひかれて、もうかれこれ、通い始めてから20年以上同じところです。(どこがどう良いかって、機会があれば具体的にお伝えします。)そのお店に行くたびに、人相手のサービスってこうしなくちゃって思うこともしばしばです。
「お・も・て・な・し」って東京オリンピックのプレゼンで滝川クリステルさんも言ってましが、忙しい中だからこそ、私たちは「お・も・い・や・り」の気持ちを届けられる集団でいたいと思います。
以前もこのブログで紹介しましたが、改めてこのカードを見直しました。
いい言葉です・・・。