- 2012.02.01
- 所長のひとりごと
みちしるべ神戸では、企業内で作業を通じてその人に応じた取り組みをするイメージが強いようなお話を伺ったことがありますが、実は講習会を行ったり(これが中々実戦??向きで楽しみながら色々学べるようになっています。)
また、宿泊体験を行ったり、旅行に行ったり・・・、そうです 題名にあった「わくわくプロジェクト大作戦」とは利用者の方、就職した元利用者等の方々と職員と一緒に旅行に行くことの事業の名前なんです。
今年度は、一泊で野生のイルカに会いに行くコースがあったり、フェリーで九州まで行ったり、定番ディズニーランドに行くコースがあったり、日帰りで動物園に行ったり野球観戦に行ったり、グルメツアーがあったり、目的の違うコースを15コースを設けて多様なニーズに出来るだけ応えようと企画するんです。
そして今回、私は「九州新幹線に乗って 指宿 砂蒸し風呂でリフレッシュコース」に行ってきました。
一応言っておきますが、私は “旅行” ではなく “引率” で行ったんです。
行きは新神戸から鹿児島まで乗り換えなしで、九州新幹線で行きました。初めて九州新幹線に乗ったのですが、これが中々快適で(座席も2列×2列で座席と座席の間隔もやや広く感じました。)で、中で駅弁食べたり、おやつを食べたり、(Fコーチは爆睡してましたが・・・。)それぞれが思い思いに過ごしていました。
久しぶりに新幹線に乗りましたが、車内アナウンスと車内の電光掲示には日本語、英語(ここまでは今までと一緒だったのですが、)その後、中国語、韓国語も続き、やはり中国、韓国からの観光客をずいぶん意識してるんだなぁと感じたりしました。
鹿児島に着くと、桜島を展望台から見て、ホテルに着くと砂蒸し風呂に入り、二日目は雨の中、池田湖(いっし―が出ると言われている湖です)、かるかん饅頭製造工場を見学して、桜島に上陸。(今回の参加者に長淵剛さんの大フアンの人がいて桜島コンサートのモニュメントに着いた時はテンション最高潮でした。)それから日本最南端の駅にも行ってきました。
雨の中、ちょっとしたハプニングあり、笑いありだった行程も全て終え、あと飛行機で神戸空港まで帰るだけとなって、空港ロビーで待っていると、同行していたコーチが少し強張った表情で
同行コーチ 「全員の療育手帳が無いとこのチケットでは乗れませんって航空会社の人から言われました・・・」
私 「はぁ???」
同行コーチ 「とにかくダメだって言ってるんです・・・」
私 「手配をお願いした旅行代理店の担当者に連絡して!」
同行コーチ「すみません、連絡先がわかりません・・・」
私 「・・・」
その後、旅行代理店の方と連絡をとり、航空会社と交渉してもらいましたが、話し合いは平行線のままで、結局チケットを正規料金で買いなおす事になり、何とか乗ることは出来ましたが最後までハプニング続きの旅行でした。
少人数で行くとその場の雰囲気で多少の行程の変更は許されるし、比較的自主性を尊重した旅行になります。それに参加者の普段見る事の出来ない一面にも触れることが出来、色々な面で楽しく、時に意外な発見もあります。
楽しみながら知らず知らずの内に経験を積み重ねてもらえる。
こんな取り組みもみちしるべ神戸では行っています(^_^)v