- 2016.01.01
- 所長のひとりごと
2016年がいよいよスタートしました。
年々障害福祉サービス事業所を取り巻く環境の変化のスピードが早くなっているように感じる中、変えてはいけないこと(気持ちもやりかたも)を見失わないようにすることと、変えないといけないことにチャレンジすることとの調和を図ることに今年は特に取り組みたいと思っています。
ここ数年、障害特性の多様化や支援対象者本人、そのご家族の意識の変化を感じることが増えました。(もちろん、そのこと自体がいいとか悪いとか、そんなことではありませんが・・・。)
また、障害者における雇用環境についても、障害のある人をその特性を活かすための工夫や配慮をしながら一緒に取り組んでいただける事業所もあれば、人手不足が言われている中で、雇用の調整弁として事業所のニーズを満たしてくれたらいいとしているような事業所と入り混じりながら数的には需要の高まりを感じています。
そういった中で、これまで行ってきた「就労移行支援サービス」と「就労継続支援B型サービス」を進化もさせないで、延々と同じことをしていれば、気がつけば事業が収束に向かって一直線に進んで行くことは間違いないし、さりとて、もちろん何でも変えりゃいいってもんでもないとも思っています。
そんな中で、具体的に何をどう変えていくのか、何を見失わないようにして充実させていくのかを考えて実行する一年にしたいと思っています。
支援者が働きやすい職場作り、支援力をアップさせるための具体的な取組み、支援対象者やそのご家族に “あんしん” や “やりがい” を感じてもらうための想像力や気配りも必要です。もちろん作業の機会をいただいている事業所の方々やみちしるべ神戸に関係する皆さまにも “あんしん” を感じていただけるようにしないといけません。
やるべきことは山積みされています。
そのためにも、まずは驕らず謙虚に色々な人、身近な人の声無き声も含めて個々の声に耳を傾けていきたいと思います。
今年もみちしるべ神戸をよろしくお願い申しあげます。