- 2015.03.03
ワークプロジェクトにしには最近まで夜間、定時制高校に通学しながら通っている方がいました。
“ 苦学生 ” なんて言葉はもうめっきり聞かなくなりましたが、昼間、仕事を通じて色々な
ことに取組みながら、夜、学校に行って勉強も頑張るなんて素晴らしい人が
ワークプロジェクトにしにはいたんです。
ワークプロジェクトにしから学校までの道のりは遠く、無理のないように、週2日の利用でした。
そして、15時には終わってバスと電車を乗り継いで登校・・・
(その当時、ワークプロジェクトにしは神戸市西区にあったんです。)
やっと慣れてきた、その年の9月に今の加古郡稲美町に移転。事業所が広くなったことは
うれしかったのですが、自宅からワークプロジェクトにしに通うのも、夜間定時制高校への
交通手段にも問題が発生したんです。
けっこう困りました。
朝は、みちしるべ神戸で送迎バスを出すことになり、行きは一安心ですが、帰りが問題。
何とか定時制高校への通学を保証したい一心で職員間で話し合い、
以前の事業所近くのバス停まで公用車で送り届けることにしたんです。
これで、通学に関しても一件落着!
繁忙期でどんなに忙しい時でも、バスの時間には間に合うように、送り届け・・・
そして、
無事卒業!
そして、卒業式の翌日、その彼が
『無事、卒業することができました。今まで、コーチの皆さんに
バス停まで送っていただいてありがとうございました』
その言葉を聞いて職員一同目がウルウルしそうになってました。
意思疎通がぎこちなかった彼の成長した姿がそこにありました。
継続は力なり!! 彼が実践してくれました。本当によく頑張ったと思います。
そして、私たちは彼のその一言に心地良い感動を味わうことが出来ました。
私たちこそ、その彼に
「ありがとうございました」
です。