- 2018.12.28
私たちはスタッフ(利用者)の皆さんが、毎日安心して『みちしるべ神戸』の事業所をを利用して
いただけるように、日々支援に取り組んでいるところですが、言うまでもなく、ただ頑張るだけでは
(ただひたすら頑張ることも必要な時もありますが…、)効果があらわれなかったり、自己満足に陥る
だけの時もあります。
そこで、やはり知識も考え方も学ぼう!そのうえで支援にあたろうってことで、先日『みちしるべ神戸』では
武庫川女子大学教授 社会福祉法人陽気会 神戸北コミュニティデザインLab.
代表 松端 克文(まつのはな かつふみ)様
をお招きし、障害者に対する虐待防止をテーマに研修を実施しました。
これまでの研修では、虐待の定義について学ぶと内容が多く(もちろんそれもとっても大切なことですが)、
松端先生はまず私達支援者が自分の仕事に誇りをもち、専門職として絶えず資質の向上を目指す姿勢が
不可欠であることを教えてくださいました。
つまり、より良い支援ができていれば、虐待は起こらないということなのです。
研修の後半はグループ毎に分かれ、それぞれの職場での事例を出し合い、スタッフ(利用者)との適度な
距離の取り方や、言葉掛け、働きやすい環境とは何か等の様々な課題から解決法、その後のよりよい支援に
結びつけるための意見を出し合いました。
みんな、だんだん議論が白熱して、思わず立ち上がって話したり、いくら時間があっても足りません
議論してきた内容をグループ毎に発表後、様々な意見を基に、松端先生よりまとめをしていただきました。
今後もより良い支援をしていくために忘れてはならないこと・・・、
それは、
○共感的態度(相手の心の動きに積極的に関心を向け、ともに感じ相手のことを心から分かろうとする姿勢)を持つこと。
○『感情労働』・・自分の気分や気持ちを管理することが大切であること。
○人が行動を起こす時は、必ずその前後の出来事に意味があるということ。
ここまで、お話をお伺いし、気が付いたことがあります。
それは、利用者の皆さんに“より良い支援”をするという事は、自分達、支援者にとっても
『あんしん・えがお・やりがい』に繋がるということです。
そして、1人の人間としてともに、成長をしていく支援者になる!多くの気づきがあり、
たくさんの学びを得ることが出来た一日でした。
もちろん、この日得ることが出来ました、気づきと学びを支援の現場に早速活かしていきたいと思います。
松端先生、本当にありがとうございました。