所長のひとりごと

はきものをそろえる。

2016.03.22
所長のひとりごと

 早いもので、平成27年度もあとわずかです。毎年度ほぼ同じ時期に決まった行事を滞りなく行っていくために色々な準備をすることもあれば、その時々に起こったことに対処するための準備であったり、新たな試みを自ら創造するための準備やら、様々です。

 

 最近は10回目を迎えます『働く力』の集いであったり(http://www.mitisirube-kobe.com/info/3630/)、4月1日に行う開所式等のイベントの準備であったりと何だかバタついています。もちろん、特別支援学校等を卒業されて4月から新たに利用が始まる方々の受け入れ準備もあったり、せわしない毎日です。

 

 毎年あることなのに、何故か準備はギリギリになってしまう期日は決まっているのに早くから準備に取り組まない。しなきゃいけないことだと判っているのに意味もなく後回しにする・・・、これって夏休みの宿題を2学期が始まるギリギリまでやらないのとほとんど同じようなものです。

 

 実は心配性で、かつ、せっかちな私は待合せの時間も遅れないように、早めに出発しないとストレスに感じたり、仕事に追っかけられていることに精神的に追い詰められる感が強いので、出来れば仕事を追っかけていることで精神的安定を維持しているような時があります。行事とかの本番より、準備をいかに意味をもって取り組むのか、その過程の方がよっぽど気になる時があります。(もちろん、行事そのものを成功させるための準備ですので、行事が上手くいくことが結果ではありますが・・・。)

 

 そんな私が以前、こんなものを見つけました。

IMG_0693

 この写真は、家の近くの摩耶山にある「とう利天上寺(利天上寺)」の本堂に上がる階段前にあった看板です。

 

  だいぶ前に、たまたま通りかかったお寺だったんですが、この「とう利天上寺」は、近所にこんな素晴らしいお寺があるんだと感じさせる空間がありました。(少なくとも私はそう感じました。)

 

 そこで偶然目にした看板には準備をすることで心が落ち着くといった旨のことが記してあったり(私はそう解釈しましたが、別の意味があったらすみません。)、利他の気持ちも含まれていて、しばし眺めていた後思わず携帯でパチリ。

 

 準備に余裕をもって取り組む事で、気付きがあったり、急な変更に対処できたりしますし、気持ちに余裕があることで、広い心で対応することも出来ることが判っているのに自分自身の中でもっともな(そう思おうとしてる)言い訳を考えて、気持ちに折り合いをつけることが多かったですが、自分の気持ちに正面から向かい合って、目の前のこと、長期的な視野で考えること、 それぞれよーく考えて、しっかり準備しなきゃって思って上記の写真を改めて眺めた年度末の一日でした。

 

 そういえば、3月21日は「世界ダウン症の日」ってご存知でしたか。「〇〇の日」って、その日だけ注目して終わるのでは意味はなく、いつも考えていたいですが、改めて考え直す機会になれば、と思います。

 

 

 

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