所長のひとりごと

コーチの役割

2011.04.27
所長のひとりごと

 

 私たち、みちしるべ神戸のコーチ(職員のことです)は様々な業務をになっているのですが、例えばもちろん作業を通じたそれぞれの人に合った取り組み・支援、個別支援計画の策定、相談業務、書類の作成・・・等々

 

 その他にも私たちは担当業務と呼んでいますが、サークル活動、みちしるべ祭り、自立体験プログラム(宿泊体験です)、「働く力」の集い、各種講習会、旅行、広報などの様々な業務の企画・調整及び運営についても配属場所の枠にとらわれず役割分担をして行っています。

 

 最近は、年度当初と言うこともあってか、ほぼ毎日のように現場の作業を終えてから何らかの担当者が本部に集まり色んな議論をしています。

 

 特に経験の少ないコーチならではの斬新な発想を聞くことが出来たり、先輩コーチから後輩コーチへの厳しい指導が行われている場面を見ることがあったり、普段現場が違う職員同士の交流の場になったりとしていますが、やはり議論の様子を見ていますと、それぞれの個性や経験が見えると感じる時もあり、楽しいですし、個別の研修の場になっている時もあります。

 

 出来るだけ、こういった機会を通じて、コーチの考えを聞いたり、私の考えを伝えたり意見交換をしていきたいです。

 

 昨日、朝日新聞の天声人語における原発事故に関するコラムの中で

 

 「丁寧な議論をすること。絶対に議論を避けてはならない。賛否両派が相互に敬意を持って、公然と討議できれば、民主主義は深まる」。このアドバイスの勘所は「敬意」ではないだろうか▼英首相を務めたアトリーの、こんな言葉を思い出す。「民主主義の基礎は、他の人が自分より賢いかも知れないと考える心の準備です」。異なる意見に払い合う「敬意」なしには、議論は言葉による殴り合いとなろう (4月25日朝日新聞 天声人語より一部抜粋)

 

 と書かれているのが目に留まりました。

 

 何事も決めつけず、「敬意」を持って議論を重ねて全体で成長していきたいです。

 

 

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