所長のひとりごと

さまざまな価値観

2011.04.19
所長のひとりごと

 

 最近感じたことです。

 

 震災による(人災も含まれているかも・・・)電力不足からか石原都知事が自動販売機やパチンコ店の営業が電気の無駄使いの象徴のような発言をし、多くの人が賛同(ネット上では絶賛されているようです・・・)しているような雰囲気も感じられます。

 

 そもそもパチンコは違法性が高いと言っている人もいるので、ちょっと横に置いておいて、自動販売機に関しては、民間の自由競争の中で発生した設置に行政が “電気の無駄使い”と言ってスケープゴートみたいにして攻撃していいのか、と感じてしまっています。

 

 だったら、場所によっては、コンビニも集中しているエリアは整理しろとか、 電動自転車は本当に必要か?? オール電化の家はこれからは本当に必要か??? なんて権力者の価値観によって言い出さないだろうか・・・とふと不安になってしまってます。

  

 もし、石原都知事が自身の価値観だけで「あれは無駄だ!、あんなの不要だ!!」と言ってるとしたら・・・、そして、それを煽るマスコミがいて、一度攻撃のターゲットを見つけたら徹底的にたたこうとする一部の人たちが盛り上がる光景は往々にして他の意見を排除することに繋がっていくことも多いように思います。

 

 もちろん、エネルギーの需要と供給のバランスがいい悪いに関わらず、エネルギーの無駄使いそのものは良くなくて、電力が不足しているときは電気の使用を全体で抑える、もしくは経済全体への影響を考えてメリハリをつけて調整(規制をかける)することは必要だとは思っています。

 

 ただ、今回は石原都知事のうまさに踊らされているような気が私はしました。

  

 23年度も始まって、今年度の様々な業務を新しい担当者で企画、実行に向けて調整をしていますが、時に突拍子もない意見が出たりする時もあり、中々固定観念から抜け出せない時もあり、さまざまですが、みちしるべ神戸内での打ち合わせする時のルールとして “人の意見を否定しない” と言うのがありまして、(いわゆるブレーンストーミング技法です)そういった中で、意見を集約・調整し前例にとらわれず形にしていこうとしています。

 

 そしてこの積み重ねが重要だと思っています。

 

 

 『準備というのは、言い訳の材料となり得るものを排除していく、 そのために考え得るすべてのことをこなしていく。』 By イチロー    

 

 

 

 

 

 

 

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